映画のテーマは原発事故ですが、主人公の人生そのもの、人間としてどう生きるのが幸せかというテーマでもありました。劇場では観ていただいた皆さんのアンケートを募りました。たくさんのお客さんの感想は映画から力を頂いた、主人公の生き様に魅了されたという声がありました。
しかしながら今年の3月には福島の帰還困難区域を除くすべての避難区域からの避難解除が予定され、1年3カ月で仮設住宅も閉鎖されることでしょう。帰村を望む人々は線量が下がらない地域、ライフラインも確立していないところでの生活を余儀なくされます。
映画「飯舘村の母ちゃんたち 土とともに」の自主上映を全国に広げ、福島の現状を伝えていきたいと思います。飯舘村の母ちゃんたちを今年も追い続けていきます。本当に世の中捨てたものではないと思えるか、思えないかはこれからです。今年もどうぞよろしくお願い致します。
