2015年01月23日

日本人人質事件に対する声明

イスラム国 による日本人人質事件に対する声明

 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会( JVJA )はフォトジャーナリストやビデオジャーナリストの団体です。
 私たちは、イラク戦争とその後の占領下において、米英軍を中心とした有志連合軍による攻撃がイラク市民にどんな災禍をもたらされたかを取材、テレビや新聞などで報道してきました。また、イスラエルのパレスチナ・ガザ地区への無差別攻撃に晒された市民を取材し、テレビや新聞等で報道してきました。私たちの報道はけっしてアメリカやイスラエルの攻撃を肯定するものではありませんでした。
 私たちジャーナリストが、現場での取材を通して理解した戦争下の住民の現実だったからです。同時に、報道を通して私たちはあらゆる暴力を批判してきました。日本政府の戦争政策に対しても批判してきました。イスラエルのガザ攻撃に対しても、私たちは強く批判してきました。私たちは現在の安倍政権の戦争を肯定するかのような政策を、報道を通して批判しています。
  現在、IS(イスラム国)が拘束している後藤健二さんには、取材の現場で会ったことがあります。後藤健二さんもまた、イラクやシリアでの戦火に苦しむ市民の現状をテレビやインターネットで報道してきました数少ないジャーナリストです。湯川遥菜さんは、私たちと直接の接点はありませんでしたが、報道によると個人的な興味から「イスラム国」に入ったようです。
 私たちは、暴力では問題の解決にならないというジャーナリズムの原則に立ちます。武力では何も解決されない現実を取材をとおして見てきたからです。「交渉」を含むコミュニケーションによって問題解決の道が見つかると信じます。
 私たちは、IS(イスラム国)の皆さんに呼びかけます。日本人の後藤さんと湯川さんの2人を殺さないように呼びかけます。人の命は他の何ものにも代え難いものです。イスラムの教えは、何よりも平和を尊ぶことだと理解しています。
 私たちは、同時に日本政府にも呼びかけます。あらゆる中東地域への軍事的な介入に日本政府が加担することなく、反対し、外交的手段によって解決する道を選ぶようにと。
 
2015年1月20日
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)

Statement on IS (Islamic State) Japanese Hostage Incident

Japan Visual Journalist Association (JVJA) is an organization of photojournalists and video journalists.

We have documented how the attacks by the American and British-led coalition forces brought destruction and suffering to the Iraqi people during the Iraq War and the occupation that followed. We reported what we documented through media including television and newspapers. We have also interviewed civilians who came under Israel’s indiscriminate attacks on Palestine and Gaza, also reporting on television and in newspapers.

Our coverage has never supported the attacks by the United States and Israel. This is because as journalists, we cover events as they happen where they happen, and we thus understand the realities of people living in war conditions. Through our reporting, we have been criticizing all forms of violence. We continued to criticize the Japanese government’s war policies. We have also strongly criticized Israel’s attacks on Gaza. We are also using our reporting to criticize the Abe administration’s current policies that affirm war.

While covering the situation on-site, we met Kenji Goto, one of the hostages taken by IS (Islamic State). Kenji Goto is also one of the few journalists who has reported on television and through the internet on the suffering of civilians in war-torn Iraq and Syria. We have not had any direct interactions with Haruna Yukawa, but according to reports, it seems he entered IS (Islamic State) from of his own personal interest.

We stand by the principles of journalism that violence does not resolve problems. This is because we have continued to see for ourselves the ravages of areas where the use of arms and force has not solved anything. We believe that communication, including negotiation, is the way to resolve problems.

We appeal to everyone of IS (Islamic State). We appeal to you not to kill the two Japanese, Kenji Goto and Haruna Yukawa. Human life is priceless and cannot be traded for anything else.

We also appeal to the government of Japan. We demand that the Japanese government refrains from becoming complicit in military intervention in the Middle East by opposing it and choosing diplomatic means to find solutions.

January 20, 2015
Japan Visual Journalist Association
http://www.jvja.net
e-mail: office@jvja.net

posted by 古居みずえ at 00:04| Comment(0) | 日記

2015年01月02日

新年のごあいさつ

明けましておめでとうございます。新しい年を迎えました。
昨年は仮設や飯舘村で撮影を続ける一方、皆さんのご協力を得て、映画「飯舘村の母ちゃんたち」の中間報告上映会を続けてまいりました。
夏には長年通っている中東のパレスチナがイスラエルによる攻撃で大変なことになり、福島行を数か月、中断せざるを得ませんでした。
今年は中間報告上映会を続けると同時に、本作制作により力を入れていきます。
下の生け花は手織りの鶴でできています。飯舘村から避難中の伊達東仮設の長谷川花子さん&皆さんの作品です。今年も映画「飯舘村の母ちゃんたち」のご支援、ご協力を賜りますようどうぞよろしくお願いいたします。IMG_7095縮小.jpg



posted by 古居みずえ at 12:45| Comment(0) | 日記

2014年12月26日

パレスチナ・ガザ現地状況と緊急支援活動報告会

年始め早々ですが、2015年1月8日、東京のパルシステムで、パレスチナ現況と緊急支援活動報告会が開かれます。今年の7月から50日間にわたるイスラエルの攻撃で、ガザ地区は2000人を超える犠牲者を出し、およそ2万軒の家が壊され、10万人以上がホームレスになりました。マスメディアではあまり伝わりませんが、ガザは今、冬で雨期です。一番、過酷な状態になっていると思います。できる限りのご参加を呼び掛けます。よろしくお願いいたします。

IMG_4534縮小.jpg
企画名 パレスチナ*ガザ現地状況と緊急支援活動報告会
日時 2014年1月8日(木) 10時30分〜13時00分
場所 パルシステム東新宿本部2F第一会議室
   新宿区大久保2丁目2-6 ラクアス東新宿(新大久保駅、東新宿駅)
参加費 無料 会場規模 120人
主催 パルシステム連合会 地域支援本部 03ー6233ー7235

内容
110:30〜11:40 −古居みずえ監督からの報告−
●映像と写真で見る「ガザ爆撃と破壊された生活と生命」
●現地報告1 私が見たガザ −お話 古居みずえ監督−
11:40〜12:30
●現地報告2 現地国際NGOの緊急支援活動の状況報告
パレスチナ子どものキャンペーン・JVC(日本国際ボランテイアセンター)
オルタートレードジャパン
12:30〜12:55 質疑応答
13:00 終了
※ガザで作られている刺繍製品、関連書籍、パレスチナオリーブオイルなどの展示販売もあります。

・イスラエル軍によるパレスチナ暫定自治区のガザ地区への大規模空爆が開始移行、世界的に反対運動が盛り上がり、日本でも国際NGOを中心とした呼びかけを通じ様々な「停戦を求める」運動が取り組まれた。
・現地支援NGOと繫がる日本のNGOから緊急支援カンパの要請に基づき、パルシステムでも各会員生協を中心に組織カンパが取り組まれた。
・8月26日の無期限停戦から4ヶ月が経過した現在、急速にガザ現地の状況、戦争犯罪などの責任追及などマスコミ報道も殆どなくなっている状況です。NGOを中心とした支援活動が取り組まれていますが、支援活動の内容もあまり伝わっていません。被害規模が甚大である事、長期的な支援活動が必要である事から、現地状況の周知共有の場を持ち、団体、個人の継続的な支援を呼びかける場として企画します。
posted by 古居みずえ at 10:32| Comment(0) | 日記